HENACHOKO TOURS

200712HONGKONG

第3日目 中環〜西環・ピークetc.

■半日丸つぶれ

昨日の食あたりのせいで、明るくなるまでベッドとトイレの往復で、多少は眠ったものの、トイレから離れられる状態になるまで午前中いっぱいまで掛かってしまいました。
おかげで午前中の予定は闇に葬られることに。

半日で回復したのはまだマシなほうなのかよくわかりませんが、医者にかかることも無かったし、これでヨシとするしかありません。

ちなみに、今日の午前中は、早起きして南Y島まで船にて遠征し、ハイキングコースを2時間くらいかけて歩き、途中おやつに豆腐花をたべ、お昼には海鮮料理を食べにようとしていたのでした。(^^;)
南Y島のハイキングコース&豆腐花はなぜかいつも実現せずで、今度こそ、ハイキング好きの母と一緒だし、3度目の正直!と期待していたのに、南Y島自体が企画倒れに終わってしまいました。
いったいいつになったら実現するのでしょうか。

コンビニのパンなんかを軽くおなかに入れて、14時くらいにホテルを出発。
トラムに乗って西環に向かいました。

■西環裏道散策

こっち方面に来たらまずはヒルサイド・エスカレーター…なんですが、今回はパス。

中環〜上環は下町情緒溢れる路地と坂道の町。
古き良き時代の風景も多少残っているところです。
作品になるような被写体を探したい母なので、ヒルサイド・エスカレーターはやめて、気の向くままに雑多な路地をチョイス。

Pottinger St.
上環の路地

上環の路地

雑踏に紛れて坂を上りました。

上環の路地

この辺まで登って来ると、だいぶ足がだるくなってきます。
上環の路地

ようやく急な坂が一段落。
Hollywood Rd.に出ました。
上環の路地とオートバイ
今は使われていない中區警察の建物。(白いバイクは白バイではなくいわゆるバイク便のようです)

■孫中山紀念館

とりあえず最初の目的地は、新しくできた「孫中山紀念館」なので、Hollywood Rd.を西環方面に少し歩いて、さらに山側に坂を上ると堅道(Caine Rd.)にでました。
さらに西環方面に歩いて行くと、ありました。

立派な建物です。
孫中山紀念館外観 

お庭では、若き日の孫文がお出迎え?
孫中山記念館の孫文像

ここは辛亥革命で有名な孫文に関する展示が行われています。
以前、マカオにある孫文のお家には行ったことがありますが、ここは初めてです。孫文に関するビデオなんかも上映されていましたが、残念ながら日本語のものはありませんでした。

地元のおこちゃまも多く来館しているのか、子供向けにアニメで孫文を紹介したりするオコチャマ向けのコーナーもありました。

こんな素敵なお部屋も…
香港、孫中山紀念館の広間

ちゃんとお土産も売られていて、孫文に関する書籍やDVDと言うようなマジメなものはともかくと、キーホルダーとかミニチュアの銅像のような、いわゆる孫文グッズ的なものまであって、なかなかふるっていました。
入館料がかかるので、市内観光ツアーのコースには、ならなそうではありましたが…。

孫文について見聞を深めたあとは、香港で最も古い廟と言われている文武廟へ向かうべく、また路地裏探索をしながら今度は少し下ります。

途中、気配を感じて振り向くとニャンコ様がいらしたので、
香港西環の猫


思わず近寄ってみると、なんと傍らにもう一匹黒猫ちゃんを発見。

香港西環の猫

猫好き母娘は気を良くしてさらに奥へ侵入してみると、さらにもう一匹。
香港西環の猫、三匹目

この三匹目の仔が、とってもフレンドリーで近くに来て、カメラに向かっていろんなポーズをとってくれました。
もう、超カワイイ!
香港西環の猫

さすがに、いつもちっちゃいタッパーに入れて密かにバッグに忍ばせ持ち歩いている、”モデルになってもらったお礼のカリカリ”は持ってきておらず、少々申し訳ない気持ちでお礼を言って、立ち去ろうと思ったところに、駄目押しでまた一匹やってきました。

「なに?ゴハンないの?」とでも言いたそうに見えてしまいました。
香港西環の猫

名残惜しかったけど、そんなに時間に余裕がある身ではないため、泣く泣く猫さんたちに別れを告げて、文武廟に向かいました。

■文武廟

さて、ハリウッドロードをテクテク歩き、やってきました文武廟。
入り口を入ってみましょう。
文武廟入り口

実は文武廟(マンモウミウ)に入るのは、訪港11回目にして初めて。
文武廟は香港最古の廟(といっても1840年代)として有名で、「文神」である文昌帝と、三国志でもお馴染みの「武神」である関羽(関帝)が祭られています。
市街観光のコースに入っていることもあるらしいですが、私は未経験。(黄大山には2度ほど連れて行かれたことはありますが…)

そして、中に入ると、こちらもおびただしい数の渦巻きお線香がぶらさがっており、煙が充満していました。
文武廟の線香
お線香には風鈴のごとく赤い札がぶら下がっていて何か書かれています。
どうやら、願い事のようなものが書いてあるようです。
2週間ほどかけてこのお線香が燃え尽きると、願いが叶うのでしょうか?

中央の祭壇はこのようになっていました。
文武廟の祭壇

この廟も地元の方が何人もお参りにきていました。
外観はこんな感じで、こじんまりしています。
文武廟外観

文武廟の向かって右隣は、こんな風情のある階段が続いています。
樓梯街の階段

が、しかし、こちらへは行かず、さらにハリウッドロードをすすみ、楽古道からキャットストリートを抜けて、上環駅付近までぶらぶら歩き、トラムに乗って中環まで移動しました。

途中、またしても三匹の猫に会いました。
キャットストリートの猫
上環の猫
上環の金物屋の猫

次はビクトリアピークから香港100万ドルの夜景を観る…なのですが、まだ明るくて夜景には少し早すぎるし、歩き疲れたのでセントラルの「IFCモール」に立寄り、本当は今日の午前中行くはずであった南Y島への船が発着している埠頭を寂しく眺め、コーヒーブレイクをとったのでした。

IFCモールの中央吹き抜けでは、大きなクリスマスツリー&プレゼントの横で、クリスマスのイベントが行われていました。
IFCモールのイベント

さて、ここからビクトリアピークに向かうわけですが、私達はあえてミニバスを使うことにしました。
観光客はたいていピーク・トラムで行くのですが、二人とも既に体験済みなので、今回は私の一押しルートということで、隣接するフォーシーズンズホテルの1F(香港式だとG階)のバスターミナルから、1番のミニバスに乗車。

ミニバスはあちこち迂回してゆっくりピークに向かいます。
地元の生活を覗き見るようなたのしい小ドライブで、お値段はピーク・トラムの三分の1くらい。
ピーク・トラムの乗り場まで行くのも面倒くさいですし、時間に余裕がある方にはおすすめです。
しかも、ピークは終点なので、乗ってしまえば黙っていても降ろしてもらえます。

ピークに着いたら、高いt頃に登って夜景を観ます。
リニューアルして背高になったピークタワーの屋上から観るもよし、向かいのピーク・ギャラリアの屋上から観るもよし。

因みにこの写真はピーク・ギャラリアの屋上からとりました。
ビクトリアピークからの夜景
ちょうどシンフォニー・オブ・ライツの時間帯ですが、さすがにここからだとあまり迫力はありません。

ちなみに、ピーク・ギャラリアは、反対側のルーフに出ると、夜観るとちょっとウラ寂しい香港島の裏側の景色も観ることができます 。

さて、帰りはピークから15番のバスに乗って畢打街で下車、中環まで戻り、トラムで灣仔辺りまで移動して晩ご飯です。
実は、バスだと、ちょうど灣仔の北側の斜面を通るので、そこで降車して階段を下りてくる方が近いのですが、2階席に乗って喋っていたら降り損ねたのでした。
ピークからのバスの2階席もおすすめです。
下る時は進行方向むかって左側に乗りましょう。

今日の晩ご飯は、これまたいつもの喜記炒蟹専科(銅鑼湾謝斐道392号 )でカニ・チリ・ガーリック(正しくは避風塘炒辣蟹)です。
最近、道を挟んだお向かいにこじゃれたな新店舗が増築されたと、秋に仕事で香港に行ったダンナから聞いていたのですが、果たしてありました。
元の店とは似ても似つかぬキレイな新店舗が…。

オリジナル店舗の方に行ったら、向かいの新店舗に行くよう言われたので、初の新店舗入店です。
新店舗は禁煙だったので、煙草を吸うよと言えば、旧店舗で食べさせてくれるかもしれません。

香港に来たらやっぱり外せない、カニ・チリ・ガーリック。
喜記のカニチリガーリック
右はイカのフリット。
どちらもうまし!

そして、今日は焼きそばを食べました。
これ大好き。
喜記の激うま焼きそば

そんなわけで、今日は、昨日の負けを取り戻すがごとく十分すぎるほどおなかを満たし、腹ごなしに深夜の香港散歩をしながら、ホテルに戻ったのでした。

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