HENACHOKO TOURS

 

200507RUSSIA

第2日目 サンクトペテルブルグ
(エカテリーナ宮殿と市内観光)

■エカテリーナ宮殿、目指せ琥珀の間

おはようございます。
朝早くからモーニングコールでで叩き起こされ、7:30には朝食をとっている、旅先では健全な時間帯で行動するnaboです。

このホテルの朝食バイキングはなかなか豪華で、沢山の種類の食べ物が並んでいるものだから、ついつい食べ過ぎてしまいます。
とって来過ぎの朝食バイキングの写真
朝から欲張ってとって来過ぎです。
そして、ロシアですから黒パンがあります。
きめの細かいちょっと酸味のあるパンで、たいてい薄ーくスライスされていました。
食後一旦部屋に戻って、8:50にロビーに集合です。

出発前にロビーで、ホテルの模型を見つけました。
とまっていたのはこんなホテルです。
プリパルチスカヤホテル模型裏側の写真
あ、上は裏側で下が正面です。
プチパルチスカヤホテル模型正面の写真

さて、本日は郊外にあるエカテリーナ宮殿の見学です。
26 人+添乗員さんとガイドさん、揃ってバスに乗り郊外のエカテリーナ
宮殿に向かいます。
途中、凱旋門が見えました。
郊外の凱旋門の写真

 到着と同時に門の前に並びますが 早めに来たというのに既に行列が…。
ちっとも入場出来る気配がないので、ベテランガイドのエンセイさん(韓国系のオバサン。日本語めちゃうま。なぜかペルーの時のガイドだった大谷さんを彷彿させるものがあったため、以降私とくりゃ吉の間では「大谷さん」と呼ばれることに)が 裏口に回って事務所に掛け合って、なんと裏口入門です。
正面で待ってる時に撮ったのがこれ 。フェンス越し。
フェンス越しのエカテリーナ宮殿の写真
フェンスから覗くと来んな感じです。
エカテリーナ宮殿正面の写真

今きた道を逆行し、裏口へ向かう途中も、こんな綺麗なお庭です。
花咲くエカテリーナ宮殿の写真

 私達が向かった裏口というところも、実はちゃんとした入り口で、主に個人客はこちらを使うようでした。
しかし、風情としては裏口で、細い道を挟んだ向かい側に、チケット売り場らしき小屋が、解りづらくチマッとあるだけです。

で、ようやっと中に入ります。
中に入ると…
エカテリーナ宮殿内部の写真
金ピカでした。

次の部屋は大きなペチカが二つ設置されておりました。
なかなか見事なものです。
エカテリーナ宮殿のペチカの写真

三つ目の部屋は大広間で舞踏会とかそういったものが行われていたんでしょうねー。
無駄に広いです。 (^^;
面積846m2、全長47mと体育館並みです。
そして、やっぱり金ピカです。
エカテリーナ宮殿大広間の写真
天井は一面デカい絵が書いてありました。
そして混雑しているため、順路が3つに区切られていて、いろんなルートがあると思われました。
天井が高いのでそんなに込んでいるようには見えませんが、どこに行っても人だらけです 。
窓が2段になっているのは、タダでさえ広いこの部屋を、更に大きく見せる錯覚を作るためだそうです。
天井までの高さは17mもあるというのに!です。

ekateri
ときどきこんな中世の格好をした人がいて、
写真コーナーができていました。(もちろん有料)

そして、ベルサイユ宮殿なんかと違うのは床が木で出来ているという事です。
そのため、見学する人は全員靴カバーなるものを靴の上から履かされたのでした。
これがその靴カバーです。
最新モード?みんなお揃いの靴カバー
全員がお揃いで履かされているので、なかなか間抜けでした。

大階段の壁には、東洋の陶器が飾られていました。
当時、東洋のものは貴重でしたから、これも権力の象徴の一つなんでしょう。
このあたりは地震が無いらしく、中に砂を入れてフツーに置いてあるだけなんだそうです。
東洋の陶器が飾られた正面階段

金ぴかな部屋以外にもちょっと心休まる普通の部屋もあります。
しかも、もの凄い数あります。 (^^;
もちろん全部なんて観れませんが、まぁ、こんな部屋もありました。
aaa
このシンプルさが、庶民にとってはかえってほっとします。 (^^;

こちらは、アレクサンドル一世の書斎。
緑です。
aaa
食堂ではありません。

食堂はこちら
aaa
もちろんいくつもある食堂のうちの一つで、これは緑の食堂と呼ばれる食堂です。
装飾のテーマは葡萄??

ところで、この宮殿には、最近修復が終わったばかりの「琥珀の間」がありますが、 残念ながら撮影禁止。
まぁ、何と言ってもこの宮殿の目玉ですからねー。(あざといのう)
ホントに壁一面にビッチリ琥珀が張り付いていて圧巻でしたよ~。
かの、エカテリーナ二世がいつまでも若々しくいられたのはこの部屋のおかげではないかとも言われているそうです。
琥珀は若返りのオーラを発しているんでしょうかね??

宮殿内部の次は庭に出ました。
aa
ヨーロッパの宮殿は、庭の美しさも競い合っていたので 庭も綺麗で、広いです。
でも、ベルサイユ宮殿みたいに果てしなく続く…というほどではありませんでした。
噴水もありません。割とこじんまりしているのではないでしょうか。
(噴水は噴水メインで作った別の宮殿があるんですねー)

裏から見た正面はこんな感じ。
aaa

一段下がったところから広々と庭が広がっています。
芝生も綺麗に手入れされていて緑が綺麗でした。
aaa

ずんずん行くと、こんな池がありました。
なんていうか、ベンチがもの凄く座りにくかったです。
aa
私達の向かいでは、お土産屋台でおねいさんがお土産を売っていました。
aa
敷地内なので、海賊製品ではないと思いますが…。
このおねーちゃんはフツーですけど、ロシア(といってもサンクト・ペテルブルグとモスクワでしか見てないけど)の若い女性は本当に綺麗でスタイルの良い人が多かったです。特にラテン系と思われる人。
それが中年になるとウソのようにボリュームアップするから不思議です。

さらに、バスに戻るために歩いて行くと、何件もお土産屋台が並んでるエリアがあって、そこで、こんなかわいい奴を見つけました。
aa aa
カメラを構えてついて行ったら、ちゃんとこっち向いて座ってくれました。
う~ん、カワイイ♪

ニャンコに見送られながら、エカテリーナ宮殿をあとにし、お昼ご飯を食べに街へ移動です。

■ロシア名物ボルシチはうまい!

何となく街中…というような雰囲気がなくもない一角でバスから降ろされ、一軒のレストランへ。
中に入ると、こじんまりと落ち着いた素敵なお店、でも何故か店内にはネズミの装飾が…。きけば、お店の名前がネズミなんだとか。

ツアーなのでメニューはお任せ。
まずは、サラダ。
aa
普通のマヨネーズ味。いろんな野菜がさいころ状に切って混ぜてあります。
結構美味しかったです。

お次は、本日のメイン?ボルシチです。
aa
サワークリームを入れて食べます。
さすがに世界三大スープに数えられるだけあって
すごーく美味しかったです。
ここのは味も濃厚な感じでした。

で、本当はこれがメインなんでしょうが、肉とライスです。
aa

で、デザートはクレープ。
aa
春巻きではありません。(笑)
甘酸っぱいジャムのようなソースがかかっていました。
あとはパンが黒パンと普通の丸いパンでした。
ツアーの割にはおいしい飯にありつけ多と思います。

ついでなので店の看板のところでも写真を撮ってみました。
aa
二人の真ん中にあるのは雨樋です。
雨樋は必要なものですから、当然あちこちで見かけましたが、ロシアの雨樋(とひとくくりにしていいものかどうか解りませんが)は、やけにぶっとくて、しかも排水口が、地面に接していないし埋まってもいませんでした。
雨が降るとすごい勢いで水が流れそうです。
これなんか歩道に流れ出ているから、まだしたの方にあるほうです。
人が行き来しないようなところへ流すものだと、人の背丈ぐらい上の方に排水口があったりしました。

バスをまわしてくる間、この辺りで一服したりうろうろしていました。
直ぐ横にちいさな売店があったので、ツアーの人達が興味本位で量り売りのフルーツをかわりばんこに買っていました。
さすがに、旅なれた方々は強気です。
言葉の壁なんて全然気にせず、身振り手振りで買い物をしていました。
もちろん私達もサクランボを買いました
aa
手前は新聞スタンド。

私が一服している間に母と妹は他の売店でビールを調達しに行ったのですが、 やはり強気のようで、ついでにちゃっかりこんな写真まで撮ってきました。
aa
一緒に映っているにいちゃんも観光客には慣れたもんです。

■サンクト・ペテルブルグ市内観光

午後は市内観光です。
ご飯を食べた我々は、バスに乗って街中のイサク広場に移動しました。
ここはロータリーみたいな感じになっていて、真ん中にニコライ一世の馬上像があります。
aa
このあたりは、さすがに街中だけあって、“なんちゃってマトリョーシカ”売りなんかがいて、声をかけてきます。
ガイドの“大谷さん”は買わないように…みたいな事を言ってましたが、くりゃ吉は気になって仕方がない様子でした。(ブランド好きのくせに、なんちゃってモノも大好きですから…)

で、道路を挟んだ向かい側の公園の中に、聖イサク寺院があります。
aa
みんな道路越しに写真を撮っていましたが、せっかくなので公園の中まで行って撮ってきました。
世界でも3番目に大きな聖堂と言われている、ロシア正教の聖堂です。
高さ100m以上あります。
サンクト・ペテルブルグはもともと地盤の悪いところで、何万本も杭を打って地盤固めをした上に建てられたそうで建設に40年もかかったらしいです。
残念ながら下車観光のみ。

続いては、イサク聖堂の裏にあるデカプリスト広場(元老院広場)というところに行きましたが、直ぐ隣なのに何故かバスで移動。 (^^;
木立の中を抜けると視界が開け、正面はかの大ネヴァ川です。
ネヴァ川を臨む格好で、ビョートル大帝の「聖堂の騎士像」があります。
aa
この像を建てたのは本人ではなく、エカテリーナ2世です。
サンクト・ペテルブルグを作ったピョートル大帝の指し示す方角は、当時宿敵であったフィンランドの方向なんだそうです。
この広場の直ぐ近くに結婚式をするところがあるので、記念写真を撮る花嫁花婿の姿が、いつでも見られるところだそうで、この日も何組かの新婚さんが記念撮影をしていました。

次は、ネヴァ川を超えて、サンクト・ペテルブルグ発祥の地でもあるペトロパヴロフスク要塞の脇を通り、巡洋艦オーロラを観に行きました。もちろん外から見るだけですが…。
aa
氷川丸状態です。
中は、海軍中央博物館の分館として使われています。
ロシア革命の時は、冬宮(対岸のエルミタージュ)へ向けて革命始まりの合図の発砲を行った船だそうです。
この辺りにも、中世の衣装をつけた写真撮影用の有料モデルさんたちがうろうろしていました。

船を眺めた後は、結構な長い時間をお土産やさんで過ごす事になりました。
ベテランガイドさん御用達のお土産屋さんで、、この時は気がつきませんでしたが、なかなか良いお店だったと後になって思いました。
お土産屋さんは、やはり琥珀と、なんといってもマトリョーシカです。
あと、木製漆塗りと思われる中がゴールドで外が黒字に赤でフルーツのようなもようの書かれた 食器のようなものが沢山ありました。
スプーンみたいな小さなものから大鉢のようなものまで様々。
なんでも、昔の食器のレプリカだそうで、木の食器を使っていた事にちょっと驚きました。

買い物が終われば後はホテルに帰るだけです。
せっかくだからホテルの部屋も撮ってみました。
aa
ヨーロピアンタイプなので、ほそーいベッドです。

その後18:30からだらだらとホテルで飲み食いです。
途中、添乗員さんが、プレゼントを持って誕生日のお祝いに来てくれました。
で、そのとき添乗員の“まさまささん”に撮ってもらった写真。
aa
数少ない3人集合の写真です。

腹が膨れた我々は、ホテル内にあるお土産屋さんを軽くのぞいた後、歩いて15分くらいのところにあるという24時間営業のスーパーに出掛ける事にしました。
多分出掛けたのは21:00をまわっていたと思います。
ホテルの前でも撮ってみました。
プリバルチスカヤホテル正面
ホテルの名前は「プリバルチスカヤ」と読みます。
なぜか毎晩、夜になると(といっても明るいですけど)白人のおじさんおばさんがたが、表に出て夕涼み(?)をしていました。

買い物をしたスーパーではないですけど、途中通りがかりに寄ってみた小さなスーパーの前です。
通りすがりのスーパー
小さな店が集って入っているような感じのところで、もう、半分くらい店は閉まっていましたが、 何故か店の中を猫がゆうゆうと歩いておりました。

で、スーパーでビールなんかを買い込んで、トロリーバスやミニバスみたいな乗り合いバスが走っている道を 「アレにも乗ってみたいなー」と指をくわえつつとぼとぼ歩いて帰りました。
でも、こんな歩道があって、徒歩もなかなかイケましたけど。
中央分離帯の並木道
ちんたらしていたのですでに22:30くらいになっていたと思われますが あいかわらず明るいです。

で、風呂に入ったりした後、部屋で飲み会をして寝ました。
ロシアのビールです。
aa
結構美味しかったです。

そして、昼間買ったサクランボは、洗面所のコップぐらいしか備え付けられているものがないので、母がこんなものに入れてテーブルに運んできました。
母のアタマは、まだ柔らかいようです。
aa
こちらも、たいへん美味しかったです。

→NEXT