第7日目:香港〜成田


■チェックアウト

 11時のチェックアウト時間ギリギリにチェックアウト。今日は本当に帰るだけである。チェックアウト後荷物だけをホテルに預けて、朝食をとりにいつもの「富城」へ行く。滞在期間中、何かとお世話になっていたここの麺ともお別れだと思うと、ものすご〜く寂しいB級グルメの私であった。
 ホテルに戻り荷物をピックアップしタクシーを停め、来たときより1個増えたスーツケース(ニャンコ先生は小さいスーツケースを大きいスーツケースに入れて持ってきたのであった・・・)をまた縦に並べた半開きトランクのまま、エアポート・エクスプレスに乗るべくセントラル(香港)駅に向かった。

■港のヨーコ帰国

 来るとき同様、帰りも別々の便。港のヨーコは14:45発のJAL、私とニャンコ先生は16:05発のキャセイである。1時間半以上あいているが、港のヨーコと一緒に香港駅にてチェックインをして荷物を預ける。あまりに早すぎて私達の便は登場ゲートすら決まっていなかった(^^;)。
 身軽になったので、セントラルでぶらぶらしようかとも思ったが、もう買い物のあてもないし、おなかもいっぱいなので、とりあえず3人揃って空港へ行ってしまうことにして、エアポート・エクスプレスに乗り込んだ。帰りの車両のシートにはモニターが付いていなかった。
 23分後、ランタオ島にあるチェクラップコク空港に到着。以前より遠くなったとはいえやっぱり近い。成田空港から帰ることを考えると、一番近い私でさえげんなりしてしまうもんなー。成田エクスプレスは乗ったことが無いから解らないけど、エアポート成田なんて1時間に1本しかないし。あ〜、香港は便利だ。空港も見違えるほど立派になったことだし、これなら1時間半ぐらいの時間はぷらぷらウインドーショッピングをしたり、飲み食いしていたら直ぐ潰れてしまいそうである。
 チェックインが早すぎて決まっていなかったゲートを確認すると、港のヨーコと同じ「遠いゲート」であったため、空港内のシャトルトレインに乗って行かなければならない。そんな「遠いゲート」までは流石のニャンコ先生も利用したことが無いらしく、どのくらい時間がかかるか心配なので、ちょっと早いかと思われたが13:30頃、港のヨーコ一人をシャトルトレインに乗せて、私達はホームでお見送りをする。名残惜しそうにシャトルトレインに乗り込み、港のヨーコは一足お先に搭乗ゲートに向かって消えていった。「じゃ、次は日本で会いましょう。」と言いながら・・・。

シャトルトレイン

■空港にて食べ納め

 私とニャンコ先生は空港のロビーに戻り、レストランスペースにて一休みすることにした。さっき食ったばかり&直ぐに機内食が出る、にもかかわらずニャンコ先生はタンタン麺のようなヘヴィーなものを持ってきていた。見た瞬間「ああ、この麺の半分くらいは私のところに来るんだろうなー」と思い、それも考慮して私は“珍珠入りのコーヒーと紅茶をミックスした冷たい飲み物”とここでもしつこく“亀ゼリー”をいっといた。早くも旅の思い出などを語りつつ浸っていたが、予想どおりタンタン麺は半分ぐらいが私の胃袋に収まった。
 空港が大きくなってから乗り遅れが続出したという噂を聞いていたので、「遠いゲート」の我々も少し早めにシャトルトレインに乗り込み移動。念のためゲートの確認をしてお約束の免税店めぐり。ニャンコ先生おすすめのエビのお菓子などを買う。(お勧めだけあっておいしかった。)女2人にもかかわらず、食い物は買っても何故か化粧品ブースには行きもしないで、免税店巡り終了(^^;)。「帰りたくないよ〜」と言いながらもとぼとぼと飛行機に乗り込むのであった。

■一路成田へ

 飛行機の乗り口で、新聞をあさっていると、後ろの方から「naboさん??」と小さな声がするではないか。私の普段使っている名字は何処にでもゴロゴロしているから、誰か同じ名字の人がいるんだろうな・・・ぐらいに思いながらも、なにげに振り返ると、なんとそこには以前仕事で御一緒させていただいた某デザイナーさんが立っていた。合うはずもないと思っているところで合うはずもないと思っている人と鉢合わせると、結構動揺してしまう。ぎゃーぎゃーと喧しく久々の再開を喜び立ち話。彼は仕事で最近ちょくちょく香港には来ているらしかった。席もそんなに離れてなかったので、余計にびっくり。
 予約してあった2人席に座ってシートベルトを締めると、飛行機は一路成田へと離陸したのであった。その後、当たり前だが機内食が運ばれ、さっき食べたばかりの胃袋にまた流し込む。キャセイのお楽しみであるハーゲンダッツのアイスクリームも今回はちゃんと出して貰えて大満足。
 食事が終わったトイレタイムの頃、某デザイナーさんがトイレの途中に立ちよって(私達の席の少し前がトイレであった)、しばし御歓談。ニャンコ先生も紹介する。話しているうちに、彼が、ニャンコ先生の会社の、彼女の近くの席の人とも仕事をしたことがあることが判明し、「世の中狭いですね」談義に花が咲く。 話し相手が増えると時間も余計に早く過ぎるのか、直行便とはいえ、本当に直ぐに離陸体制に入ってしまい、信じたくはないがもう成田に着いてしまった。土曜日の入国はやはり日曜日に比べるとスムーズだった。
 手荷物オンリーの某デザイナーさんと別れ、私達はスーツケースをピックアップすべくターンテーブルの前でカートを用意し荷物待ち。ものすげー早くにチェックインしたので、だいぶ後の方にならないと荷物は出てこなかった。申告するようなお高い免税品もなく、さっさと到着ロビーに出る。ニャンコ先生は荷物を自宅に送ってから京成で帰るというので、ここでバイバイした。
 JRのホームに降りると、今日最後の登りのエアポート成田にちょうど間に合い一安心。港のヨーコから無事帰りましたのメールが入っていた。早く写真会をしなくては!と残された楽しみに、気持ちを切り替える私であった。

おしまい

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