第一段階・8時間目(オーバー3時間目)


同日

 前の時間と同じ教官と同じことをやる。
 教習の友は寡黙な男の子で結構上手。
 前の時間よりは出来ない時が少なかったとは思うが「半クラッチ&クラッチ切りっぱなしの停止」の嵐のおかげで、左手の握力がかなりへろへろになってきた。
 波状路で前を走っていた2段階の男性がエンストこきまくっているのを見て、なぜか安心する。(嫌なやつ??)
 急制動なんてもう、ばっちり!って感じで、今回は何とかなるかも〜と虫のいい期待を胸に最後の定番、坂道発進、クランク、S字・・・と、ここは難なく終わるはずだったのだが・・・。
 S字に進入すると、出口のところで詰まってたので、「止まらなくては」と1速にシフトダウン、その瞬間前輪が縁石をかすめ、「ん?」と注意がそれた途端、限界に来ていた左手の握力がとうとうイカレポンチになったのか、切らなきゃいけないクラッチなのに左手に力が入らず、クラッチは切れず、しかも幸か不幸かそのまま繋がってしまったので、暴走!! 縁石に乗り上げてコースアウト! このままでは垣根に突っ込む!と慌ててハンドル切って、パイロンを踏みつけながらもコース復帰。さすがの教官も先頭から「大丈夫かー!!?」と心配して大声で叫んでる。教習の友も「何事??」ってな顔して振り返ってるし・・・。とにかくエンストもしてないし、こけてもいないので「大丈夫で〜す!!」と元気に答えたが、ひえー!これでもう1時間追加決定だ〜とブルーになってしまう。「危ないときは止まらないと」と笑顔で注意されるが、握力が限界で・・・と言うのも面倒くさくて、またもやへらへら笑って誤魔化してしまった。心の中では、クラッチが繋がらずにエンストしててくれたらちゃんと止まってたよ!!ぷんぷん!!と責任転嫁(^^;)。
 このS字を出て出発点に戻ったところで、この時間は終了。ブルーになったままあれこれやらずには済んでよかった。
 先に呼ばれた教習の友は「この調子で頑張りましょう」と私が聞いたこともないような褒め言葉とともに第2段階へ。
 また予約とんなくちゃーとスケジュールを頭の中でやり繰りしていると教官に呼ばれ、浮かない顔をしつつも「努力賞ということで、次から2段階ね」と夢のようなお言葉。
 2時間連続して同じ教官でよかった!と神様に感謝しました。この時間だけしか見てなかったら、あの暴走で絶対にOKはしてくれなかったことでしょう。それともとっさに垣根回避をしてコース復帰したことを認めてくれたのか?まぁ、そんなことはないとは思うが・・・。
 第2段階からは法規走行がメインということでコース図を渡されて覚えてくるように言われる。
 今迄ほとんどの時間を費やしていた低速エリアは、波状路・スラローム・一本橋を通過するだけだ。もう「集中練習」は出来ないと思うと不安よりも寂しさを感じた。出来ないながらも結構楽しんで練習をしていたんだということに気がついた。時間とお金に余裕があれば本当はもっともっと気が済むまで低速練習したかった。(それこそお金があったら、自宅のお庭に同じものを作って練習するわな)「もう今迄みたいに練習できないから低速エリアの課題では毎回本番のつもりでやるように、そして、ほかの二輪教習のお手本になるように頑張って下さい」と言われプレッシャーを感じてしまう「努力賞」の私なのであった。
 いいのかな〜?と思いながらも第2段階の予約を入れて、今日は疲れたので左手の回復をかねて、缶コーヒーブレイクをしてから、土曜日のド渋滞の中、一本橋の練習をしたり怒濤のスリ抜けをしたりしながら帰りました。
ともあれ、2時間通して本日は転倒なし。うれしー!!

色が変わっちゃった関節の写真 行きと帰りの自分のバイク&
2時間連続しての低速練習の結果
親指付け根の関節の色が変わってしまいました。(j_j)

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