恐怖の卒業検定


2001年1月7日(日)曇り

 前日ハライタでダウンしていて、本日も体調は良いとは言えないが、キャンセル料を払いたくない一心で胃薬を飲んで教習所へレッツゴー!
 指定された教室で説明を受けた後、コースへ出る。大型は二人だけで私は第2走者となった。最後の方だったら嫌だなと思っていたので、ちょっとほっとしました。他に普通二輪の方が7〜8人いましたが、大型から試験スタートです。
 2番目ですから順番はすぐやって来ました。しかし、なぜか緊張感がないわ。一緒に待っていた普通二輪の人達とおしゃべりしてたからかしら?(オバサンはおしゃべり好きなのであった。)
 書類と免許証を検定員に渡してフルネームを告げ「コンタクトです」と付け加え、すたすたと乗車。エンジンかけてからミラーの確認をしたのはまずかったかな?
 しつこく確認をしてスタート。いつもと違って、車も検停車しかいないのでコースも空いてて走りやすいったらありゃしない。見極めの時に言われた「止まるとこは止まる。止まらなくていいところは確認してさっさと行く」を思い出し、早めの合図を心がけ、とにかくフツーに走る。ポンピングブレーキもやんなきゃね。優先道路を確認して横断。左へ車線変更(っつーか寄る?)して、停止線で一端停止、確認後左折。さくさく走る。また左折して交差点通過。交差点の信号は赤になったので止まって待つ。青になってミラー確認左右確認して出発。右折レーンに寄って停止線で一端停止。確認して右折。その後の障害物をよけて戻るときに合図が出てなかったような・・・。(^^;)
 気がついても済んだことはとっとと忘れて、先へ進んでしまえ。直線もスピード出せて結構気分爽快。次は右折して坂道。一端停止して坂道発進。たぶん普通にできたはず。
 その後クランク、S字で急制動。クランクの途中の合図変更も忘れなかったし、急制動はいつも通りにできたかな?
 で、一周して問題の課題連続エリアへ。
ホントにいつも通りのへなちょこ乗りで波状路無事通過。スラロームも進入ラインを慎重にとって進入、自分としては比較的まともに通過できた。でも、最後のダッシュが力なく、タイムオーバーしたかも知れん。
 だいぶ真っ正面からズレて止まってしまったが、シカトして一本橋に乗る。練習中は数を数えたりしてみた事もあったが、な〜んも考えず、タダ落ちないようにとにかく渡る。橋から降りるときにちょっとやばい?と思ったけど、検定員が何も言わないのでそのまま続きを走る。最後に踏み切りを通過して発着点に戻り、ニュートラル、エンジン停止、後方確認、降車、サイドスタンド出してハンドル左に切って、はいお終い。
 なんか、渋滞していなかったからあっという間に終わってしまった。でも、1.5キロあるんだよな、このコース。
 とにかく最後まで走れたのであとは減点超過にならないことを祈るのみ。確認はしたつもりなんだけど少しアクションが足りなかったかなーなどと思いつつ、寒いので教室に戻って窓から他の人の試験を眺める。一緒に大型を受けた男の人と、そこでもまたおしゃべりに興じてしまう。彼はV-MAXに乗ると決めているらしい。
 最後だった普通二輪の女性も戻ってきたので、教室に入って今度はその女性とおしゃべり。彼女は10年ぐらい前にとった小型の限定解除で、卒検は2回目だとか。ともあれ完走できたことを喜びつつ、引き続きおしゃべり。(他の人達はみんな静かにしていたのに、女性はやはりかしましい?)
 しばらくすると順番に隣の採点室に呼ばれて合否を告げられる。何と、もったいぶった発表の仕方よ。V-MAXの彼が戻ってきて、私が呼ばれる。
 「○○さんねぇ・・・」3秒ぐらい沈黙。ありゃー、やっぱ、だめ?と思っていたら「合格です」のお言葉が。
 思わず「ホントですかー??」と聞き直してしまいました。
「合格ですよー。ぎりぎりですけど・・・。」そうか、ぎりぎりって事は70点だね。ま、受かりゃいいんじゃ、受かりゃ。(笑)
「低速での小回りの時にまだちょっとふらつく時があるけど、めりはりはしっかりついていてカッコ良く乗れてましたよ。一本橋の最後ちょっと危なかったけどねー。」と褒め言葉を交えながらもしっかりと弱点を指摘して下さいました。(j_j) やっぱり低速は苦手です〜。
 教室に戻り次の人を呼んで、さっきの女性に「どうだった?」と聞かれ「受かったよ、ぎりぎりらしいけど」と結果報告をし、彼女の朗報を願いながらも、卒業証明書発行の手続きをしに2階へ移動してまた支払い。
 証明書発行まで2時間ぐらいあるので、ロッカーにしまった荷物を出し、メットをバイクに引っかけて、なんか食いにでも行くか(胃も痛いし)と思っていたら、駐輪場でさっきの女性とばったり。彼女も合格したようだ。
 時間つぶしのため一緒にお茶しに行くことに決定。結局二人してあれこれおしゃべりしながらケーキとコーヒーで優雅に祝杯(?)を上げる。さっき出会ったばっかりなのに、同じ苦難(?)を共にすると連帯感が湧いてしまうのだろうか??若く見えたが彼女は1つ年上であることが解り、このまま大型にいけいけ!とけしかける。(笑)
 おしゃべりに花が咲いてあっという間に時間が来たので、教習所に戻り卒業式(?)をして無事教習所通いともおさらばとなった。
 教習所を出た頃には日も暮れかかりみぞれがちらついてきて、おなかの調子も気になってきたので寄り道せずにさっさとうちに帰った。
 帰宅後、浮かれてお祝い!と行きたいところだったが、ハライタが復活し悪化したのでもうそれどころではありませんでした。今日はトイレで寝ようか?とまじめに思うぐらいヒドイ状態で、昼間平気だったのが夢のようでしたが、何度見直しても卒業証書がちゃんと手元にあるのは夢では無いようです。(^o^)
 一発で受かるとは、ちょっといまだに信じられないような気もするのですがね。

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