第一段階・1時間目


2000年11月18日(土)晴れ

 3種類ある教習車だが、とりあえず一番小柄なKAWASAKI ゼファー750に乗る。
 大型二輪教習は、オバサンの私と、どう見ても一回り以上若い20代前半くらいの男の子の2名。
 最初にまたしても引き起こしとセンタースタンドかけ&はずしをやらされる。
入所のときに4回もやったもんだからさすがに今日はすんなり起こせました。(^O^)
 まず、外周を2周走る(側方通過含む)。ギアシフトとブレーキの利き加減を把握して、その後バイク低速教習エリアへ移動。
 教官が最初にコースの説明をしてお手本を見せてくれる。 上手な人が走っているのを見ていると難しそうには見えないのだが、いざ自分がやってみる段になると、このエリアは二輪における「曲芸エリア」であった。
スラローム→一本橋→波状路→狭路通過(?)→左小旋回→八の字→右小旋回→一本橋のもっと狭い奴(なんて言うんだアレ?)→遅乗り台、でワンセット。これを何回かやった。
 スラロームはちょっと遅い程度で何とか通り過ぎた。あとはよりリズミカルにタイムアップ出来るよう頑張る。一本橋も同じでこちらは肩の力を抜いてタイムダウンを頑張る。
 この二つは普通二輪でもやったので、まぁ、そこそこ出来て当たり前という感じで しょうか。(それにしても一本橋の手前で一旦停止してるときはやっぱり緊張する…。)
 続いてステップに立って波状路に初チャレンジ。が、何がなんだかよくわからないう ちにバランスを崩し脱輪。
気を取り直して両側にポールが並んで立っている狭いところをすり抜けて左小旋回しつつ八の字進入。八の字も遅いことを除けば特に問題なし。タイムアップを頑張る。
 八の字を出てすぐ右小旋回。低速でバンクさせるのが怖くてついハンドルだけで回ろうとしてしまう。何周目かのとき小さく回ろうと思うあまり傾きすぎて転倒&引き起 こし。
 他にも、はみ出したりパイロンを踏みつけたりと教官の失笑を買うようなこと を連発。やはり大雑把な私には細かいことは無理なのだろうか???気づかないうちに視線も下ばかりに行っている様だ。「行く先を見て」と注意される。ちなみに初心者がされる注意と同じですね、これ。(^^;)
 その後、一本橋の半分くらいの幅の一本橋(細)を通過。とっとと走り抜ける。
でまたステップに立って、今度は3メートルぐらいの鉄板の上で、左目一杯のちょっと手前までハンドルを切って、重心を反対の右側にかけながらバランスをとって停止しながら ちょこちょこと通りぬける、遅乗り台。こんな曲芸みたいなことをこんなオバサンが初めてやっ て出来るわけはありません。それでも、やってみようと無理やりチャレンジするが、転倒。そして引き起こし。「最初は立ったままゆっくり通過すれば良いから。」と言 われる。にもかかわらずチャレンジを続けるがちっともコツがつかめないまま何周目 かに、もう一度同じ所で転倒をかます。そしてまた「最初は立ったまま・・・・・」と同じことを言われてしまう。(いったい何回目までが最初なんだ?!)。このまま では、恐怖の鉄板乗りの曲芸は一生「立ったままゆっくり通過」で終わってしまうで はないか!!!(後にこれと小旋回と八の字は試験の課題には入ってないことを聞いて脱力し た・・・)
 最初は脱輪した波状路も、何度かやっているうちに、なんとか通過できることもある!くら いにはなった。注意を足に向ける方が上手く行くような感じがした。気をつけていないと腰が引け気味になるらしく注意される。波状路はともかく、鉄板曲芸は当分(一生?)できそうも無い感じがしている。
 その後また広いコースに戻って、坂道発進、クランク、S字をやる。この辺も普通二 輪でやっていることなので特に問題なし。丁寧に乗ることを心がければよいかな。自分 としてはメリハリをもっと付けた方が良いように思いました。
 普通二輪の時、転倒は教習中通しても3回だけだったのに、今日はたった1時間だけで 同じだけこけてしまった。ショック!
 おかげさまで、あれだけ大変な思いをした「引き起こし」はもう、完璧です。立ちゴケクイーンの私と致しましては、この調子で「引き起こしコンプレックス」を克服できるよう、思う存分転倒したいと思います!!!!自分のバイクではもったいなくて思う存分転倒はできませんので。(もうヤケさ〜!!コカし放題だァ!!)
 「次回は急制動も入れていきますから」と、次回予告があり本日は終了。特別緊張していたわけでもないのに、予想以上に体力を消耗し、このあと仕事に行くのが嫌になりそうでした。
 ウチの教習所、教習簿提出したまま返してくれないから、こんなんで、はたして判子 を押して貰えているのかどうか、かなり怪しい…。
そして「わりとへなちょこ」だと思っていた自分が「超スーパーなかなりへなちょこ」だということが身にしみた1時間でした。トホホ…。
 しかし、初めて大型に乗っていきなりこんなにやらされるとはちょっとびっくりです。
 まぁ、すんなりできたら、まっすぐ試験場に行けば良いのであって、それが出来そうも無い(と言うより、本日それは出来ない事が確定した)から、財布の中に木枯らしを吹かせながらも教習所に来たわけで、最初から出来なくても気にしないでおこう!と気楽に&気長にトライすることにする。(なにせ見極めまで猶予期間は9ヶ月もあるし…)
 中型(今は普通二輪ですね)をとった時にやったことは、ホントに最低限必要な基礎的なことだったんだな〜…というのが大型教習第1時間目終了後の感想であります。当時はそれなりに苦労したけど、今日やったことに比べれば難しい事なんて無かったようにさえ思えてきます。(今よりはだいぶ若かったし・・・。)
しかし、本当に免許取れるのかネ、こんなんで。
本日の転倒:3回。

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