4月1日(金) エイプリルフール

しかもこいつらが邪魔するし…

 せっかくウソがつき放題の日だというのに、休日でちょっとがっかりである。電話をかけてウソをつこうかとも考えたのだが、週末仕事でお疲れの人にそんな事をしたら後が怖いので諦める。
 とりあえず、明日の広東語にそなえて勉強でも…と思って、先週やった事をノートにまとめ直したが、よく考えたら明日はレッスンが無かった。
 良からぬ事を考えた罰??


4月2日(土) 滅多にしない事

タッパーに入りきらずに残った分

 先週じゃりんこチエねーさんが持たせてくれたお弁当のタッパーを明日返しに行く事に。カラのまま返すのも申し訳ないので、クッキーでも焼いて入れてみようと思い立ち、仕事の合間にネットでレシピを探し、買い物をして帰宅。晩ご飯を食べた後作業開始。
 時間もないのでアイスクッキーを焼いてみた。
 そうしたら、すごくたくさん出来てしまった。
 何度も何度もオーブンで焼くハメになり、終わってみたら結構いい時間である。タッパーに詰めるだけ詰めても半分以上残ってしまい、こんな時に限って旦那も出張中である。
 太ると解っていながら、深夜のおやつタイムになってしまった。


4月3日(日) テイクアウト

春だね〜

 今週もまたじゃりんこチエねーさん宅を訪ね、代官山へ。よい天気。
 タッパーを返す。
 ニャンコ先生のノートパソコンの設定をして、カセットデッキのフタを直し、あとは飲み食いお喋りで日が暮れた。
 そしてまた晩ご飯をおよばれして、今度はアボガドサラダを頂いて帰った。
 明日のお弁当のおかずができた。何ともおしゃれなおかずである。 


4月4日(月) ニャンコ先生 

そろそろ季節外れになって来たマシュマロ

 あいかわらず残っているクッキーを持って、バイトに行く。夕方の休憩時間に差し入れたら、たいそう喜んで頂き、私も嬉しい気分に。
 そして、明日の出発にそなえ、夜ニャンコ先生が我が家に前乗り。
 駅まで車で迎えに行った後、いっしょにラーメンを食べて帰った。
 猫好きな人はちゃんと解るのか、いつもなら来客があるとすごい勢いで姿をくらますチャビが、少し離れたところから、しばらく様子をうかがっていた。
 その後、やはり一度は隠れたものの、すぐに出て来て、ニャンコ先生にすり寄っていたのには驚いた。
 ニャンコ先生は人知れずニャンコを手名付けるオーラを発しているのだろうか…。


4月5日(火) 香港1日目

土鍋部門最優秀金賞受賞の奇脆明珠伴金龍お店版

 夕方の便でニャンコ先生と二人、香港へ。今回はドラゴンエアー。買う安チケットらしく、キャセイのマイレージには加算してくれなかった。
 空港ではハンさんというちょっと新庄チックな若いガイドさんが待っていた。他のツアー客と共にバスに乗せられホテルへ。
 今回は上環にあるアイランドパシフィックホテル。地下鉄の上環駅から徒歩15分と言う最悪のロケーション。ビクトリア湾沿いではあるが、部屋からの眺めとかは殆どホテルにいない私達にはどうでも良いのであった。とりあえず、トラムの駅はやはりすぐ近くにあったので、滞在中はトラムのお世話になる事になるだろう。ミニバスも使えそうだ。
 部屋についた頃にはもう22時になろうとしていたが、早速トラムに乗って銅鑼灣へ向かい、太湖海鮮城にて去年の香港料理大賞金賞受賞料理を2品食う。やっぱり超ウマイ。
卵部門最優秀金賞受賞の西施伴霸王お店版  実は、卵部門、土鍋部門、デザート部門の3部門で受賞しているのだが、残念ながらデザート部門のメニューは売り切れであった。残念。
 そして、いつものフカヒレスープを飲んでお腹いっぱいにした後、またいつものスーパーで水などの必需品をゲットしてホテルに戻った。
 最終1本前の地下鉄に乗ってみたら、やはり上環の駅からは遠く、ホテルについたらもう深夜1時を回っていた。
 明日は朝から強制的に観光に連れ回されるので、早めに(といっても充分遅いけど)就寝。


4月6日(水) 香港2日目

もう、いったい何の神様か解らないけどとりあえず

 朝っぱらから観光に引っ張り回される。でも、29800円のツアーでは文句は言えぬ。
 ツアー客が宿泊しているホテルをまわり参加者全員をピックアップしたあと、まずはコンベンションセンター前の、返還の時に中国から贈られた金ぴかのオブジェの前で全員で記念撮影。何度も来てるけど、ここに来たのは初めてであった。
 その後、香港島の裏手に廻り、レパルスベイへ。いろんな神様勢揃いのところなので、とりあえず、金運の神様の頭をなでて、腰に下げた財布から金運を自分のポケットに入れてきた。ご利益あるといいが…。
そして、8年ぶりのレパルスベイには見た事も無い新しいビルが出来ていた。この辺は超高級住宅地で、香港ではとても珍しい一戸建ての家もある。確かに金運が授かりそうなところである。
 その後は、リーガル香港内のレストランでツアー付属にしてはそこそこおいしい食事をし、黄大仙というお寺にいっておみくじを引いたり(おみくじを引くのはタダだが、番号別に漢詩の書いてある紙を2ドルで買ってそれを占い師のところに行って読み解いてもらうという方式)、ビクトリアピーク(正確には頂上までは行かず途中の展望ポイント)で断然夜に見たほうがいい景色を見て、漢方薬屋とか免税店に連れて行かれた。
 そして、例によって、車内でもお土産品とか記念写真の販売である。
 普段なら、そんなところで無駄金は使わないぜ!!という方針なのであるが、いかんせん格安ツアーで、この値段で利益は出るのか??と真剣に心配しているような値段で来ている人ばかりなので、さすがに良心がとがめるのか、車内販売のお土産を、皆、何かしら買っていたし、殆ど全員が全員集合の記念写真も買っていた。もちろん我々も…。こんなこと、滅多にある事じゃない。
珍しいオープンエアのトラム。多分貸切り専用。  ガイドのハンさんは正直に自分の年齢と(若いと思っていたら一つ上だった)この売り上げの10%がこの仕事のギャラである事を告白してくれたし(ツアーの値段からして多分本当だと思う)、記念写真は香港政府観光局の人が同行して撮影したもので、この収益が無料の観光スポットの維持に使われるとのことであった。
 もっとも、ハンさんは私達がこのお土産を注文してしまったために、睡眠時間を削られるハメになるのだが…。
 そして、我々は、調子に乗って漢方薬屋でも団体割引なのをいい事に、しっかりいいお客になる。日本語の上手な白衣のおねーさんの説明を聞き、漢方薬もゲット。日本で買ったら4万円くらいします…という品を15000円くらいでゲット。
 漢方薬にハマって日本でもいろいろ探してみた過去があるニャンコ先生いわく、この話は本当らしかった。同じようなものを日本で買おうとしたら39000円したので諦めたと言っていたので、いい買い物をしたと喜んでいた。たまにはツアーもいいかも…とまで言いだす始末。それを聞いて、よくわからないけど私もなんだかいい買い物をしたような気になる。
最後の免税店でも珍しく買い物をし、車内で注文したお土産は今晩ホテルに届けておきますということで、夕方解散となった。
 そのままバスで旺角まで行って「信和中心」を覗いてから、亀ゼリーを食い、とりあえず荷物が多いので旺角から無謀にもバスでビクトリア湾を超え、多分この辺というところで降りて、さんざん道に迷い一旦ホテルに戻った。せっかく水曜日に香港にいるので、また、気持ちのよい競馬場にも行こうと思っていたが、道に迷ったおかげで時間が無くなった。
 その後は気を取り直し、金環のパシフィックプレイスにある北京樓でまたいつものように北京ダックを食い、ミニバスで深夜のビクトリアピークに行き夜景を見てからホテルに戻った。
 お土産が届いているか確認するも、届いておらず、部屋に戻ったらほどなくしてその件でハンさんから電話があった。今帰って来たところだと告げると、何度も電話したとの事。明日はフリーだが何かあったらいつでも電話下さいと親切な言葉に、ニャンコ先生が知人から頼まれて預かって来たプリペイド式携帯の料金チャージの仕方なども聞いてみた。チャージ用のカードはコンビニで入手していたのでやり方を確認して電話を切る。もう深夜1時をまわっていたので電話を切ったあと、夜遊び三昧のオバサンのためにハンさんはいったい何回電話をかけたのだろうとちょっと気の毒になった。
 ローマ法王が重体というニュースを見ながら、スーパーで買ったブドウを食べ、明後日の早朝の帰国便にあわせ体内時計を半日遅らせるべく朝方までくっちゃべって、明るくなる頃就寝。(帰国の日は寝ないで帰るつもりなのであった)


4月7日(木) 香港3日目

ホテルの部屋からの眺めなんだけど足がすくむよ。

 短期間で時間が無くても朝寝坊はちゃんとする。
 半日ズレた私達2人は昼頃起きて、いつも銅鑼灣で行く「新ラウ記」が近くにもあったのでそこで異様に炭水化物値の高いブランチを二人で3人前ほど食う。
 その後銅鑼灣へ行き、映画のチケットを買い、HMVでDVDやVCDを購入。いつもの漢方薬屋でお茶に入れるハマナスの花も買い、ニャンコ先生が台湾に連れて帰るスーツケースも買う。このスーツケースのために、今回私はジムに行ったりする時に使っていた大きめのバッグ一つで来たのであった。帰国するまでこのスーツケースの担当は私である。
 大きな荷物が出来たので、一旦ホテルに帰る事にして、銅鑼灣から上環方面に行くと思われるミニバスに、適当に乗って香港島横断を試みる。ミニバスは、広い道路からあちこち横道にそれながら、こんなところを通るのかい?というような路地をまわり、何となくホテル方面に向かっている。
 そして、はたと気がついたが、このミニバス、適当なところで「降りまーす」と声をかけなくては泊まってくれない、バス停の無いルートのみが決まっているタイプのミニバスであった。今までも何度もミニバスに乗っていたが、すべて終点が目的地であったか、あるいは沢山の人が降りるバス停で一緒に降りていたかで、降りますコールを叫んで止めてもらった事は無いと言う事実に、乗ってから気がつく。
麺粥屋のメニューに出前一丁があるのがいつ見ても不思議

 せっかくなので、さっき降りて行った人の真似をして、でかい声で「有落、ム該!!」と広東語で叫んだら、めでたく通じて停まってくれた。よかった。さすがに昨日ホテル界隈で迷ったおかげで、すんなりホテルに到着。それにしても、このホテル本当に不便。(:_;)
 スーツケースをゲットしたので、そこら辺に散らかっていた荷物をとりあえず詰めてみてから、また銅鑼灣へ戻って、いつもの映画館で例によって限りなくゴロ寝に近い体制で「精武家族」という映画を見る。アンソニー・ウォンが「インファナルアフェア」の時より更に痩せていて驚く。そしてアンソニーがアクションをやってるのを初めて観てさらに驚く。驚きつつも寝不足が祟り途中少々眠る。あと5分で映画も終わりというところで、ニャンコ先生は香港のお友達との待ち合わせのため退室。一人で最後まで観る。
 さて、一人になったところで、また「星光大道」に行くか…とも思ったが、マダムタッソー蝋人形感のアンディ人形が4月に衣装がえすると言うウワサがあったので、アンディファンの港のヨーコのために、チェックしに行く事に。 輝く一番高いビルは80階以上あるらしい  灣仔の港脇からミニバスに乗って再びピークへ。マダムタッソーに入る。アンディは前に来た時のままであったが、なんと、アユ(浜崎あゆみ)のブースが出来ており、しかもアユ人形の前には専任のカメラマンが機材とともに待機していて、ちょっと驚き。カメラマンスタンバイは有料でも人形と一緒にキレイな写真を取りたい人がいそうな、人気のある人形が対象なのである。香港でアユは人気者なのだろうか??(アユの仕事もしてるはずの旦那は香港出張をした事は無いぞ?単にコンサートをやってないだけ???)。そして、一昨年末に亡くなったアニタ・ムイ人形が新たに設置されていた。もの凄く細かった。
 マダムタッソーを観終わり、お店もちらほら閉店の時間ではあるが、カフェで喉を潤した後、屋上に上って夜景を観ながら一服。
 あまりのんびりしていると遅くなってしまうので、ちょっと買い物をして、最終1本前のピークトラムで町へ戻る。途中コンビニで水を買い地下鉄の駅まで歩き、また銅鑼灣へ。スーパーに寄ってから待ち合わせ場所に向かって歩いていたら、お友達夫婦と別れを惜しんでいるニャンコ先生にばったり遭遇。ちょっと緊張しながらご挨拶をしてみる。で、せっかくなので、3人の写真を撮ってみた。
おなじみの名物ビルも、地面にへばりついて撮ってみた  いつものホテルの近くに24時間のカフェが出来ていたので、少しお茶を飲みながら一休みして、いつものかにチリガーリックを食べに行き、深夜なのに満腹になって、タクシーでホテルに戻った。
 そして、やはりバスの中で買ったお土産は届いておらず、ハンさんからの留守番メッセージが残っていた。今日も遅くまで何度も電話をかけたのだろうか…。明日早いだろうに…と、ちょっとかわいそうになる。
 あと数時間で起きる時間なので、身支度を整えながらパッキングをする。朝まで眠らず。


4月8日(金) 香港4日目〜帰国

空港で食べた朝ご飯

 朝5時半にハンさんからモーニングコール。ハンさんは7時の便のお客さんについて、既に空港にいた。朝、他のお客さんのピックアップのときにお土産を預けたらしく、しばらくすると言われた通りホテルの人が届けに来てくれた。
 我々は9時の便なので6時にロビーに集合し、またいくつもホテルをはしごしてお客さんを拾い空港へ。
 チェックインを済ませ、時間があるのでレストランに入り、お粥セットと麺セットの朝食をとる。いつもと航空会社が違うので、少し早めにゲートを確認してから、お互いにぶらぶらする。ゲートが違うからなのか、状況が変わったからなのか、けっこう沢山あった喫煙ルームが見当たらず、案内板に従って歩いて行くと、ずーっとはるか遠くのさらに1階下のカフェの向こうのすみの方に、もの凄く卑屈な感じで喫煙ルームが…。1本吸ったら時間がなくなり、足早にてくてく歩いてゲートに戻った。かなりやるせなく。
 でまた、ドラゴン航空の飛行機に乗って、機内食を食べたりしながら成田に戻ったのであった。

 朝の便だったので、夕方には成田へ到着。出発する時には咲いてなかった桜が満開になっていて、成田からの車窓も楽しみつつ帰って来た。猫も元気でお留守番をしていてくれて一安心。スーツケースをカラにしてから、我が家で預かっていたニャンコ先生のモノをそこに積め、台北に持って行く荷物を作る。ニャンコ先生はスーツケース2コを引きずって、これからじゃりんこチエねーさんのところまで帰らねばならない。スケジュールの都合で宅配で送るわけにも行かないのでタクシーを呼んで…と段取りを組む。
 で、ふと気がつくと二つとはいえスーツケースはそんなに大きいものではなく、もしかしたらMR2のトランクに入るかも!!と思い立ち、高速が空いた頃に車で送って行く事にして、しばらくまったりと過ごす。
 夜も8時半を回った頃、めでたく荷物がおさまったトランクを閉めいざ出発。空いていたので1時間もかからず代官山に到着した。
 また日曜日に来ますから、と本日は荷物を運んですぐに帰宅した。


4月9日(土) 眠い

マンション脇の桜も満開だぜ!春だぜ!

 あんまり寝ていないので、そこはかとなく眠い一日。また、日常に戻って働く。
 香港で見かけて気になっていたものがヤフーのエンタメニュースを見てなんだかわかった。
 香港のバスやトラムは動く広告塔状態なのであるが、ちょっとエッチっぽい雰囲気の女性と「早熟」という文字が書かれた広告をよく見かけたので、なんだろう?と思っていたのである。そうか、映画だったのか。なんかすっきり。


4月10日(日) 4人会 

代官山から恵比寿に抜ける道で、猫に遭遇

 ニャンコ先生が帰国中、本日のみ香港4人組のスケジュールが合ったので、また、じゃりんこチエねーさん宅に出掛ける。毎週末通っているうえ、一昨日もきたのだが、いつも港のヨーコがいなかった。
 香港に行っていた私とニャンコ先生は香港みやげを、そして、福岡に出張していたチエねーさんは、チューブ入り明太子をみんなに配った。
 港のヨーコは、これから韓国に行くのでまだお土産は無い。
 皆で香港の写真を見たりしながらお茶を飲みお喋り。夕方港のヨーコは次の用事のため去って行ったが、ヒマな私は、また夜まで居座り、夕ご飯を呼ばれて帰った。
 ニャンコ先生はあさってまた台湾に戻るが、私は副業が始まるため、見送りに行けそうもないので、家に帰る私を玄関先で見送るニャンコ先生をこちらからも見送って帰って来た。
 今度こそ台北に遊びに行かなくっちゃー!と思いつつ。


4月11日(月) 地震 

ご機嫌よろしくないようで

 朝、目が覚めると、ゆ〜らゆ〜らゆ〜ら…と、まるで空中に浮かんでるように部屋が揺れていた。
 それまで、多分夢でも見ていたのだろう、何が起きているのか把握するまで結構な時間ぼ〜っとしてしまった。もしかして地震なのかなーと思っているうちに、どうやら部屋は無事着陸したようだった。
 半分眠った状態でとりあえずテレビを付けて、やっぱり地震だった事を確認し、震源が近いので、まぁ、新潟の時のように、離れたところで大地震が起こり壊滅状態!!知らぬは私だけ?というようなこともなさそうだとちょっと安心しながら、また数秒で眠りの世界に戻った。
 いつも起きる時間にバイトに行くため起床。二度寝したため先ほどの事が夢のようであった。


4月12日(火) これも運命か?? 

ニャンコ先生の置き土産はSPAMであった

 神様が、ニャンコ先生を見送りに行くようにと言っているようだ。
 昨日、副業先の社長から電話があり、クライアントから上がってくるはずの写真がまだ来ないので、本日は作業無しとのお達しが来たのであった。
 成田でニャンコ先生と落ち合う。
 前もって送っておいたものすごい大荷物を宅配カウンターに取りに行き、共に運び、チェックインの後ご飯を食べながらまったり過ごす。
 そして、きっと遊びに行くから、とゲートの前でニャンコ先生を見送った私の手には「SPAM」が。
 先日チエねーさん宅で初めて食べて「おいしい」と言ったものだから、わざわざ買って来てくれたのであった。
 これがほんとの置き土産。ありがたや。事もあろうに、旦那に見せたら「好き…」と呟かれた。


4月13日(水) 適当に 

ウルトラマンのピコピコみたいに見える火災報知器のランプ

 寒い。しかも、バイトに行ったら、私宛に宿題メールが来ていた。正確には、私宛ではなく、宿題の内容の担当者が私だっただけなのだが、とにかくなにやらお鉢がまわって来ているのは変わりがない。
 私はオバサンアルバイターなのだから、やる事が増えても、絶対に家にもって帰ってやったりはしないと心に決めている。もっぱら、何が何でも勤務時間内の隙間を見つけて片づけるがモットーである。
 しかし、何故かここのところ大事な隙間時間が全然ない。すごく忙しいわけではないがぽっかり手が空いたりする事も無く、ダラダラと一日中手詰まり状態が続いている。おまけに、メールの内容がいったい何を言いたいのかよくわからない不思議なもので、締め切り期日も不明だった。
 こうなったら、もう、俄然、放置プレイだ。
ビジネスにおけるデッド・ラインの無い頼まれごとは、無いも同然!と、私の辞書には書いてある。


4月14日(木) 副業スタート 

道ばたのたんぽぽに春を感じます

 さすがに副業がスタートした。スタート初日から予定より遅れていると言う素晴らしい幕開けである。
 例によってさくさくと順調に進む…というか進まなくては後が怖い。
 あれこれ迷っている時間が無いのはあきらかなので、もう、バシバシ意見を言わせて頂き、ちゃっちゃと決める。どうせ、後々直すことになるのだから…。
 数を重ねるうちに、どんどん図々しくなって行く自分が、アタシゃ大好きさ。
 それが進歩というものだ。ふん!


4月15日(金) 半島を出よ

道ばたの花

 今日も副業に行く。集中してもくもくと作業の一日。
 4回目ともなるとだいぶ慣れて来て、我ながら手際よく、なかなかいい感じの時間に終了。来週あたりからまた、遅くなりそうな雰囲気なので、帰りに紀伊国屋に寄ってみたりする。
 そして、しばらく電車で通勤が続くので、村上龍さまの「半島を出よ」を購入。
 久々の長編。龍さんはエッセイなどの軽いものも沢山お書きになっているが、実は長編がとても面白いのである。なんというか、エネルギーが籠っている感じがして、たいそう読み応えがある。
 そんなわけで、帰りの電車からすっかりはまってしまった。でも、登場人物が多くて早くも誰が誰やら解らなくなっている…。


4月16日(土) 新婚さん

菜の花とガードレール

 バイトの帰りに、隣町のスクールと合同で、寿退社した先生の送別会があったのだが、先に広東語に行く。
 香港人の先生に香港のお土産を渡し、またしても、授業そっちのけで香港話に脱線。う〜ん、楽しい。楽しいわりにちっとも上達はしていないのだけど、まぁ、所詮オバサンの習い事である。
 レッスンのあと送別会にちょっとだけ顔を出し、そのまま少人数制の2次会へ。
 寿退社の先生(25歳)に「結婚して何かいい事はあった?」と訪ねたら「いつも一緒にいられるようになったのが良かったです」と、今時、眩し過ぎるコメントが返って来た事について、盛り上がる。
 ああ、若いっていいなぁ。


4月17日(日) のほほんと夢を見る

とってものほほんな感じの鳩さん

 ニャンコ先生と入れ違いに入荷の連絡が来た、“沖縄限定のほほん族”が届く。もう1週間早ければ、一緒に台湾に連れて帰ってもらえたのに、残念である。ともあれ、これで頼まれた“のほほん族”はすべてGETできてやれやれである。
 あとは、今日届いたのほほん族を持って、台北に行くのみ!か??


4月18日(月) 道は長い

菖蒲と菖蒲はどうちがうのかようわからん

 先週の土曜日から「インファナル・アフェア3」が封切りになっているのに、まだ観に行く算段をしていない…ということで、いつものメンバーで連絡を取り始める。
 確か、一昨年の暮れあたりに香港で観たのだが、例によって広東語と英語字幕のため、右脳鑑賞となり、細かい事はさっぱり解っていない。しかも、レオン・ライとかチェン・ダオミンとかまで出て来ていきなり登場人物増えてるし、多分時間軸もあちこち飛んでるみたいで、今までに無く理解度が低いので、ちゃんと日本語字幕で観ないと腹の虫がおさまらん!という感じである。
 広東語を習い始めたのはいいが、いったい何時になったらタイムリーに香港映画が楽しめるようになるのやら…。


4月19日(火) 痩せない

デブ猫は飼い主に似たのだろうか

 先日訪れた香港で、つい買ってしまったお茶セットの中に減肥茶なるものを1缶入れてみた。で、時々飲んだりしているが、一向に減肥しない。
 味はほうじ茶のようで結構美味しく頂けるのだが…。
 お茶で痩せるなんて本気で信じているわけではない。でもどうなる事で減肥するのかといううんちく書きもない。(あっても読めないけど)
 代謝が上がるとか、食べた油を分解するとか、血がさらさらになるとか、なんかあると思うがとりあえず不明だ。
 どんなよき事がカラダに起こっているのか、その辺が知りたいと、今日も減肥茶をすすりながらお菓子を食べているのであった。
 


4月20日(水) GW

新緑の季節ですのう

 唐突に妹“くりゃきち”からゴールデンウィークの予定メールが届く。いったいどうしろと??
 よくわからないので、とりあえず意味も無く自分の予定を返信しておく。
 学校のバイト以外は「インファナルアフェア3」を連休中のどこかで観に行くと言うくらいしか予定が無い。
 我ながらちょっと寂しいかも。


4月21日(木) 共産主義とは?

駐車場の柱にこれではとてもまぎらわしい

 中国政府は、共産党批判をしているWebサイトを巧妙にフィルタリングしているようだというニュースを見つける。
 ここまでやっていて、ネットで呼びかけた反日デモが起こるということは、そりゃ、知ってて放置したといわれてもしかたがないやね。


4月22日(金) 深夜帰宅 

もうタンポポも綿毛になったね

 副業が佳境に入りつつあり、本日は珍しく深夜帰宅。
 しかも、明日からイレギュラーな完全オリジナルカリキュラム状態のおじさんがガッコーのほうに来るため、授業内容を組み立てるべく使用アプリケーションの使い方を電車の中で読み込むという最悪な状態である。
 忙しい時に限ってやる事が増えるのはいったいどうしてなのだろうか。
 おじさんが来る土曜日はしばらく気が重いかも。


4月23日(土) オリジナル授業

からすだよ

 朝からオリジナルカリキュラムのおじさんの相手を午前中ずーっとする。自分では使った事も無いソフトを使うので非常に疲れた。
 2時間ずつ来られるようなので後3回あるわけだが、ここまで付きっきりだと、なんというか、あまりにも割安なかんじがして今イチ納得出来ん。
 幸い、おそろしく解っていないというおじさんではなかったのが救いである。


4月24日(日) プチ衣替え

車屋さんの花壇の花

 だいぶ春らしくなって来たので、冬物衣料をしまうため、大洗濯大会。
 そして、すこし春物を出す。
 年々横に育っている昨今、いったいこのナイスバディが入る服はどのくらいあるものだろうか?と思いつつ。
 我が家は夫婦揃って溜め込みグセがある上、モノ持ちが大変よいので、この期におよんで育ち続けると、それこそ今まで溜め込んで来たものが全く役に立たなくなって、非常によろしくない。
 衣類を抱えて、なんとかせねば…と、思案に暮れる一日であったが、思案をしているだけでは我が身の成長が止まる事は無い。
 


4月25日(月) なにもない

猫は丸い方が可愛い

 特に何事も変わった事無く、バイトに行き、帰りに夕飯の買い物をして帰宅という、ものすごく無難な一日であった。
 何事も無いと言うのは、とても幸せな事なのかもしれないが、なんとなく損したような気にもなる。
 一日とて同じ日は無いのだけれど、これといって何も感じず、考え込むような事も無く、ましてや感動なんてすることもなく…同じように過ぎて行く日が増えてくると、平穏で居られることに感謝しながらも、どこか自分の奥の方で、小さな焦りの灯火のようなものが灯っているような感じがしてくるのである。
 で、意味も無く何かしなきゃ!何かしなきゃ!と思い始める。(でも、家の片付けとかはしないのだが…)
 もしかしてこれは、貧乏性の発作か?
 


4月26日(火) 膨張

モスラ公園の小径

 本日はリンチェイ君のお誕生日である。
 だからと言うわけではないが、副業に出掛ける前に青山の糖朝で港のヨーコとランチをとったりしてみる。たまにはこんなのもいい。
 で、韓国みやげのキムチなどを頂く。聞いていた通り、かなりパンパン状態になっていて、ちょっと楽しい。土産話やら何やらでさんざん喋り倒し、肝心のGWの予定について話す事を忘れたのに気づいたのは、お互いに別れた後なのであった。
 その後、副業に行き、第一弾を入稿。少しだけ肩の荷を降ろして帰宅すると、キムチはさらにぱんぱんになっていたので、急いで冷蔵庫に入れた。
 キムチって生きてるんだなぁ〜と実感。


4月27日(水) アヤシイ薬?

毒々しい色彩の漢方カプセル

 フツーにバイト。
 今まで飲んでいた六味地黄丸が終了したので、先日香港で入手して来た高級な漢方薬に移行する。
 で、どんなものかというと、一つは「参茸粉」というもので、能書きには“人参、鹿茸(鹿の角)のエキスを抽出して粉状にしたもの。男女老幼向けの最高級の強壮滋養剤、虚弱体質、肥満体質(これだな)、動脈硬化にとっこうがある、強心健脳、新陳代謝を促進し、体の昨日の老化を防止する。朝晩各一粒”とある。
 もう一つは「霊芝丸」というもので“霊芝、当帰、木鬼(木へんに鬼)角、川連、丹皮、黄柏、地楡、霊苓。血毒の浄化、腫瘤の消滅、皮膚の過敏症、ニキビ、吹き出物、痔瘤のちりょうのとっこうがある、コレステロールの下降を促進し、血栓阻塞及び細胞の老化を防止する長寿の霊薬。朝晩各一粒”とある。
やはり香港製の能書きはちょっと日本語がへんだ。
 確かに高価なものだろうし、なんだかすごい効能が目白押しであるが、いかんせん、キョーレツな色彩を放つカプセルで、見るからに体に悪そうなところがウソっぽい。
 減肥茶ではびくともしない“肥満体質”がこれで改善するのか?日々オバサン化が進んでいる細胞の老化が阻止出来るのか?
 おもしろくなってきました。


4月28日(木) GW突入前夜

お掃除おじさんお昼寝中

 副業の日。日本語版が終わったので、本日より英語版とフランス語版の作業に突入。英語はともかくフランス語は何が書いてあるのかさっぱり解らないので、うっかりしていると、キャプションの割り付けを間違えそうでコワイ。
 そして、明日からGWで会社はお休みなので、大急ぎで一通り作ってしまう。かなりやっつっけな感じ。
 ぐったり脱力しての帰り道、街中はなんとなく浮かれた空気が漂っているようであった。
 こんな時ばっかり妙に活気づいたりしてるわけだが、こんな雰囲気は嫌いではない。
 
 


4月29日(金) 貧乏性ではなく貧乏??

壁の花

 巷では本日より大型連休に突入。今年は長期休暇が取りやすいそうで、ヨーロッパなどが人気なんだそうだ。
 私はと言えば、もともと金曜日は休み。まぁ、副業稼働中の金曜日はお休みになってありがたいが、明日はフツーの土曜日なのでフツーにバイトに行く。そんなわけで、申し訳程度に3連休があるのみで、大型連休とはほど遠い状態である。
 3連休あれば香港に行ける!というのは解っているが、いかんせんこの時季は旅費が安い時季の3倍くらいに跳ね上がっていて、とても行く気にはなれず。
 Newsでは海外に出掛ける家族連れがぞろぞろ空港で列を作っていたが、こんな時に家族で海外なんぞに出掛けたら、軽くひゃくまんえんくらいにはなってしまうだろうに、豪勢な事である。
 そんな事を思いつつ、おとなしくプチ衣替え第二弾で、また大洗濯大会の一日を過ごす事に。
 


4月30日(土) 宿題 

ひょっこり若葉ちゃん

 連休のただ中、いつものようにバイト。こんな時にも皆さんちゃんと通ってくるから感心する。
 そして、帰りには広東語のレッスンに行き、今度は自分が感心されるほうの人になる。
 私の先生は大学生で、福祉の勉強をしている香港人なのだが、来月はほぼ1ヶ月、老人ホームで実習があるらしく、しばらくお休みになる予定だ。
 代りの先生も居ますという事だったが、べつに慌てる必要など無いので一緒にお休みする事にした。そんなわけで珍しく宿題が出た。
 旦那も現場で遅いので、勢いついでに、帰りにモスでテキトーな夕飯を食べながら、宿題を片づけてから帰宅。
 モノが山積みになっていない机があると、宿題もはかどるというものである。自宅ではありえない。