12月になった。ぼよよんと生きていても、時間だけはしっかりと過ぎて行く。
環境が変わったせいか、あっと言う間とも言えない妙な時間を体感している。年末のイベントでバタバタしていたのが、もう何年も前のようである。
今のバイトも、始めて4ヶ月しかたっていないわりには、けっこうそれらしくやっているかもしれないし。自分はけっこうチョーシのいい奴なんだと、再認識。
ここまで業界へカムバックしたいという気持ちが芽生えない事に、自分でも少し驚いている。
順応性が無いと女は生きて行けないから、こんなものなのかもしれないなーと、やっぱりぼよよんと思う12月。
昨日から、これからしばらくは出勤するたびに顔を合わせる新しい生徒さんが、また一人増えた。
大変感じの良い、またしても20代男性である。3月に試験を受けるコース。ぶっちゃけ、間にあうのかどうか、かなり微妙なタイミングである。同じ試験を受ける生徒さんで、早い人はもう課題の制作にはいっている人もいるのに、かたやこれからスタートである。
前回の試験の時も、このままじゃ間にあわない!と寸前にかなりすっとばして、逆切れしかかった生徒さんがいたのを思い出す。(甲斐あって無事に合格したけど…。)本人もヘビーだったとは思うが、付き合うこちらもヘビーなのである。
とりあえず、ちんたらしている時間はないので、目処が付くまで付きっきりになりそうだ。
スケジュールを逆算して進行状態をシビアにチェックしていないと、後々自分も大変になるのだ。彼には悪いが、私は、背後に仁王立ちでプレッシャーを与えるイヤなオバサン。
バイト3連ちゃんが終了。今週は何故か少し疲れている。
旦那が留守だとどうしても食生活がテキトーになってしまうから、きっとそのせいだろうと思う。食べるのは好きだが、作るのは好きではない。一つだけ家事を人任せに出来ますと言われたら、迷わず炊事と答えるであろう。できたら、気分転換!くらいの頻度でやるに停めたい。
ニャンコ先生から聞いた、香港の友人との会話を思い出す。
友人「○○さんの奥さんはなにをしてる人なの?」
ニャンコ先生「専業主婦じゃないかな。」
友人「○○さんのお宅は、何人ぐらいメイドがいるのかしらね〜。」
ニャンコ先生「え?メイドなんて一人も居ないよ。」
友人「え!? だって専業主婦なんでしょ?誰が家事とかやっているの?」
だいたいこんな感じである。私達の常識からいったらものすごく変な会話だ。でも香港人からみたら普通なのである。夫人は専業主婦→夫人が働かなくてよいご身分→経済的に大変余裕があるお宅→メイドが沢山いる、という図式なのである。香港は夫婦共働きでもメイドがいるお宅は少なくない。そもそも既婚女性だろうが、大人が働かないという発想は基本的に無いようで、メイドがいなければ夫婦で家事分担はあたりまえである。余裕が出来たら妻が仕事を辞めるのではなくメイドを雇うのが先だ。もちろん、収入よりメイドの人件費の方がずっと安いからこそ出来る事ではあるが、
「働かなくていい御身分の夫人がメイドの仕事をしているんだよ、日本は。」とやさぐれてしまいそうな、羨ましい環境である。
某ガイドブックに堂々と記されていた「香港では女性の地位が日本に比べ高いので……」というくだりが、妙に哀しみを誘う。
メイドがいない我が家の兼業主婦は、少し疲れているため、休日を有効に過ごす。
ボーナス無しのアルバイターだから、浮かれてボーナス商戦に巻き込まれたら危険だから、うかつに外出しないにこした事は無いし…と、先週と同じような理由をこじつけて、引き蘢り。
出ない時は本当に一歩も家から出ない。食料調達の必要が無ければ、連日家から出なくても楽しく休日を過ごせる。
人と約束があれば出掛ける。出掛けると楽しくて遅くまで帰ってこない。時には数日帰ってこない。
一度起きたらしばらく起きている。数日起きている時もある。
眠りについて放っておけばしばらく眠っている。起きたら日が暮れていることもある。
気が向かないと手を付けないで先送りにしてなんにもしない。
ちょっとやりはじめると、しば〜らくそれだけをアホみたいにやりつづける。
これじゃギアチェンジができないおんぼろ車みたいだ。オートマチック車のようにスムーズにシフトできたら、きっと10年ぐらいは耐用年数が延びるんだろうな。
気が向いたので、久しぶりにちょっと復習のつもりでWinを立ち上げる。凄い勢いで忘れていて焦る。で、少し勉強。
忘れると言えば、終日ぼーっとしているくせに、一日が終わる頃になるとやらなくてはいけなかった事を思い出すのも困ったものである。一日中忘れているというわけだ。
いつもやっている事くらいは覚えているが、時間が出来たらあれをやろう!と思っていた事を忘れてしまうのである。忘れてしまうような事はたいした事ではないとよくいわれるとおり、その日にどうしてもやらなければ何処かに支障が出るというわけでは無い事ばかりだが、突き詰めて行くと、仕事以外でそんな事はあまりない。
ましてや一人となると、ほとんどない。生命維持のために栄養補給することくらいなものである。
そうした物事は、今日一日くらい大丈夫…と放置したまま何日も過ぎて行く。大ざっぱな性格であるから、障害は特にない。
片付いた住まいは、まず性格を変えないと実現しないように思える。ものすごく遠い存在である。
土曜日はバイトが早く終わる。独り生活中だから帰る時間も気にしなくて良いので、帰りにジムに行く。
step3も半分を消化したが、体重は大きな変化なし。1〜2kgほど体重が増減したと言っては、一喜一憂している友人がいるが、私にとってはそんなの誤差の内である。
3kgぐらいは絶えず変化しているのであるが、今回はそれが油断を招き、気付いた時には5Kg増になっていて、日々の変動もその辺りを行ったり来たりしている。
うっかり減ってくれないかしら?とムシのいい事を願ったりしているが、世の中にそんなめでたい事があったら、フィットネスクラブはこんなに混雑はしていないだろう。
仕方が無いので、増やせたら回数を増やして…といわれたメニューを頑張って回数を増やしてみたら、凄く疲れた。これじゃ部活動だ。
腹ぺこで帰って来て、ハイスピードで食べるから結局食べ過ぎる。ジムに行ったと言う事実が新たな油断を作っているのかもしれぬ。
友人と映画「再見」を観るべく新宿へ。例によって中国の、今回は兄弟愛のお話である。泣きどころ満載とのことでハンカチではなくハンドタオル持参である。しかし、これが大変役にたった。中盤からずっと、ほぼ泣きっぱなし状態で、こじんまりとした映画館は、遠慮がちに鼻水をすする音が途切れる事無く聞こえるような有り様である。
メジャーどころはNHK中国語講座でデーマ曲を歌っているジジ・リョンくらいだと思われるが、回想シーンで子供時代の兄弟を演じている4人の子役が上手い。こざかしい上手さではなく、自然に朴訥に上手い。
おかげで映画以降の半日を、泣きはらしたぐちゃぐちゃの顔で過ごすはめに。
映画の後はバスで渋谷に移動して美味しい韓国料理を堪能。でも、やっぱり顔はぐちゃぐちゃのままであった。
でも、DVDが出たら、また観てしまいそう。「再見」、いい映画です。
バイト先にて。ひょっこりやって来たおじさん、というよりおじいさん。説明を聞きにきたその場で入学手続きをされて帰った。コースはCADのコースである。CADのコースは、他のコースに比べて、熟年男性の生徒さんが多い。流行っているのか?
入学申込書をみたら、そのおじいさんは74歳であった。みんなで驚く。74歳で新たに習い事を、しかもパソコン関連の習い事を、それもちょっと趣味でというコースではない勉強を始めるというのであるから、まったく恐れ入る。
いらした時も作業服姿であったから、お仕事も現役でなさっているのだろう。
隣の囲碁クラブに集って、のんびりと囲碁を楽しんでいるおじいさん達も活き活きとしていていい感じだが、このおじいさんのチャレンジ精神もかなりかっこいい。
今を生きているお年寄りは、若人はともかく、少なくとも中年には希望を与えてくれるんだと、中年のオバサンは思った。
例によって火曜日はジムの日。
いつもより少しだけ早めにバイト先を出られたので、その分少しだけ早く終わる。とはいえ10時は回っているのだが…。
そしてバスルームへ。すると、何という事でしょう?手前のシャワールームで、空くのを並んで待っている人が数人。いつもはシャワーをして最後に湯船に入りにバスルームに行くのだが、さすがにハダカで待ってまでシャワーでなくてはというこだわりがあるわけでもないので、諦めてバスルームに。するとここにも洗い場待ちが数人。やっぱりハダカで並んでまで急ぐ理由も無いので、気長に湯船に浸かってぼよよんと人が引けるのを待つ事に。
5分程すると、まるで蜘蛛の子を散らすが如く、今まで洗い場を占領していた人々が出て行った。どうも、混雑の最後だったようだ。後はいつもと同じくらいの人口密度。
今後はこの時間帯は避ける事にしようと学習する。
それにしても日本人は並ぶのが好きなのだと、つくづく思った。
他校でやっている試験対策のセミナーが始まった事もあってか、受け持ち生徒さんの出席率がにわかに減少。空いた時間で資料作りなどして、けっこう優雅にお仕事をする。
CADのコースも、少し前に年に2回の試験が終わったせいか生徒さんが少ない。おまけに、年末で忙しいのか夜もキャンセルが多いし、ましてやそんな時期にわざわざ習い事を始めようという人も少ないようで、新規の生徒さんも他の月よりも少ない。ようはわりと暇である。
12月に暇な職場なんて始めてで、どうも年末だという実感が無い。
年末といえば毎年、酔っ払い率の異常に高い、限りなく終電に近い電車で、連日午前さまというのがお決まりのパターンであった。その日のうちに帰れるなんてことは皆無だったような…。
そう考えたら、こんなにのんびりとした年末は学生の時以来ではなかろうか…。
やっと人間らしい生活に戻ったということかもしれぬ。
もの凄く久しぶりに旦那とお休みが重なる。
録りダメしておいた映画を観たりしてるうちに日が暮れる。
そしてもの凄く久しぶりに、一緒に食料の買い出しに。旦那は食料品売り場が大好きだ。買うものが決まっていても、絶対に店内をくまなく回らないと気が済まない。
あまりに久しぶりだったために、その事をすっかり忘れていたが、気付いた時にはもう食料品売り場めぐりが始まってしまっていた。置いてくれば良かった…。
おなかが空いている時に、不必要なモノまで見て回るのは自殺行為である。
案の定、余計なものまで買ってしまった。
歯医者に行って今日も地味な治療をしてもらう。
お昼ご飯を食べて、職安に行く。寒い。
で、どこかでインフルエンザの予防接種をしようと思っていたので、いくつか近くの病院に電話をしてみるが、どこも「ワクチンが無くなってしまったので…」と門前払いだ。
不健康な生活を送っていたわりには、近年インフルエンザにかかった事は無い。だが、これから香港に行くにあたり、打っておこうと思ったのである。帰国後、万が一高熱が出た時に予防接種をしていると、インフルエンザでは無いことが解る…というだけで、べつにSARSが予防できるわけではない。ま、いいか。
確か、去年もワクチンが不足してるというようなニュースを聞いたような気がするが、医療業界は学習しないのだろうか? 例年のデータから需要を見越して生産するという、フツーなら当たり前の事をしないのだろうか?それとも、なにか私の知らないオキテでもあるのだろうか?
理由はどうあれ、こんなお役所仕事では、病原菌には勝てないような気がする。
来る人が少ない割に、拘束されまくりで、妙にバタバタしていた土曜日。
細かい説明が必要な生徒さんが、集中してしまった。
巷ではボーナスが出たらしく、土曜日のベッドタウンの駅前は12月らしい賑わいとともに大変渋滞していた。
たぶんここらで一番大きいと思われる本屋で、ボーナスも出ていないのに諭吉を放出してしまう。世間の波にさらわれる、根性なしの私。
このままウロつくとロクな結果にならなそうなので、大人しく家に帰って年賀状書きを終わらせる。もしかして、今年は年内に投函出来るかも〜!と少し感動して、なにかとてもいい事をしたような気分になった。
おもむろに荷物部屋からスーツケースを引っ張り出して広げる。
冬の香港は初めてのため、どの程度暖かくして行ったらいいのかよくわからじ。日中は20℃近くまで上がるようだが、いまいちピンと来ない。
エアコンで空気が奇麗になると信じている香港人の事だから、たとえ冬だろうが、屋内はエアコンがきいているのであろう。日中が20℃だからといって、油断は出来ん。
それ以前に、3泊4日ごときにスーツケースというのは如何なものだろうか?とも思う。物資のない山奥に行くわけではないというのに。
あまり時間をかけて荷造りをすると、隙間を埋めなくては気が済まない悲しい性格が災いして、余計なもので溢れてしまいそうなので、とりあえず寝間着だけ入れて、今日の所はおしまいに。
バイトモードの週明け。
電話が鳴ったので出てみると、久々に、機関銃のように喋る、典型的なおばちゃんで、これでもかっ!と畳み掛けるような喋りに圧倒される。
なぜおばちゃんは、見ず知らずの人に向かって、自分の家の詳細を語るのだろうか?旦那さんの職業や、家族構成は別にどうでもよい。
息子との、こと細かなやり取りも、別に私達には関係ないことだったりする。
でも、喋る。聞きもしない事まで、どんどん喋る。
こんなおばちゃんも、時には“プライバシーの保護”を訴えたりするのだろうか?ちょっと聞いてみたくなった。
まじめに働く。
昨日電話をかけて来たおばちゃんが息子を連れてやって来て、場当たり的に頭に詰め込んんだ3Dの体験レッスンをする。出資者であるお母さんが一緒に来るのは良いとしても、お願いだからレッスン中に横に立って授業参観しないで頂きたい。ただでさえ付け焼き刃なのに、もう冷や汗ものである。でも、入学手続きしてくれたから、まずは成功ということか?
予想どおり、息子さんはおっとりとしたおとなしそうな高校生であった。
それはいいとして、3Dはいったい誰が教えるのであろうか? 休み時間に皆で話し合う。そして、3D CADを教えている先生と分担してやろうという事に。
やっぱりやらないわけにはいかないのだな。正月休み返上??
気が付けば、香港行きまであと1週間である。
スーツケースは引っ張り出したものの、例によって寝間着以外何の準備もしていない。短期滞在のため、現地でのんびり予定を立てながら…という余裕は無し。そして、行きたい所は、食べ物屋を筆頭に山のように…。
当初は、島にも行きたいなぞと優雅な事を考えていたが、冷静になってみればどこにもそんな余裕はないので、あえなく却下となる。
そしてふたを開けてみれば、帰国の翌日は午前中だけ授業をして午後は大掃除になってしまった。夕方前には終わってしまうだろう。
いったい何のために3泊4日で帰って来るのか…と、悲しくなるような展開になっている。
香港気分にのっかって、真っ昼間、ジムの太極拳のクラスに出る。平日の昼間の太極拳なだけに、平均年齢がたいへん高かった。こんなオバサンの私でも、たぶん若い方から2番目くらいである。
皆さん、人間として年気が入っているだけでなく、太極拳の方もそれなりに年気が入っているようで、若いほうのオバサンの私なのに、下手な方から2番目くらいであった。ぶっちゃけ、スローな盆踊りのようである。とほほ…。
永らく意識的に体を動かす事から遠ざかっていたせいか、はたまた才能の問題なのか、出来映え以前に動きを覚えるという事ができない。脳の運動野に、なにか重大な障害でも発生しているのかと心配になってしまうくらいぎこちない動きである。
美しいリンチェイ君のアクションをさんざん観ていたのに、何の足しにもなっていないとは、いと情けなし。
午前中に一度目が覚めたのに、気持ち良くまどろんでいるうちに爆睡していしまい、起きたら暗かった。一瞬、時間の感覚が消失した。ぼーっとする意識の中、歯医者の予約をしていたのを思い出したが、時既に遅し。どうやらばっくれた事に。いくら連休とはいえ、明るくなる前に寝ようと、少し反省する。
結局、食料の買い出しに行ってご飯を作っただけで終わってしまった。
休日の目的をきっちり全うした充実感と、歯医者をばっくれた申し訳なさが交錯する夜となる。
もちろん、歯医者には連絡をいれぬまま…。
先日お母さんに連れられてやって来た高校生の息子さんの受講が本日よりスタート。初日は相手のリアクションを観察しつつお相手つかまつるので、こんな私でもけっこう気疲れするものである。
おまけに、初めてなのでほどんどベタ付きで説明状態になってしまい、他の事が進まない。作品制作の段階になった生徒さんなぞは、放っておいても作業をしていてくれるかわりに、教えてもいない事をやりたがったりするので、調べなくてはならない事なんかも結構出て来て、こちらが宿題を出されたようになってしまう。だから隙を観て資料を作ったりするわけだ。
まちがっても手際が良いわけではないのに、やらなきゃいけない事や覚えなきゃいけない事が次々に湧いてきて、途切れる事がない。
そうやって自分の都合ばかり考えながら、親子ほど歳のはなれた高校生(実際、同級生の子供と同い年だ)の後ろで「早く独り立ちしてくれ」と、これまた親心のような気持ちになるのであった。
あさって一緒に香港に行くというのに、ニャンコ先生とともにサンリオピューロランドに出掛ける。遊び過ぎである。
新宿TAKANOでフルーツ・バイキングを楽しんだあと、多摩センターへ。
多摩センターは寒かった。そして空が広かった。当たり前だが親子連ればかりで、せわしない。そして、笑っちゃうくらいどこんちもお父さん達はお疲れモードである。
そんななかに、日曜日のオバサンの二人連れは浮きまくり。ニャンコ先生が株主優待チケットを頂いたので、香港の打ち合わせ場所をピューロランドにしたという感じなので、アトラクションはほどほどに、レストランに腰を落ち着けて、ガイドブックと自作の旅行日程表を広げてスケジュールを決めて行く。いったいナニしに来たの?な二人であった。
しかし、感化されやすい私は、やっぱりキャラクターグッズを買ってしまうのであった。シナモンロールちゃんは可愛い。
急用で先生が一人お休みになったので、忙しくなるかと思いきや、年の瀬は皆さんお忙しいようで、いつになく静かな教室。中途半端に脱力してしまい、時間が過ぎるのが遅い遅い。
お昼休みに買い出しに出れば、休日かとみまごうばかりの人出で、いよいよ年末といった雰囲気が漂っている。
帰りに旅行の必需品の買い物をして、帰宅後ようやくパッキングに着手。四日分だからすぐ終わってしまう。隙間があると埋めようとするのは習性なのだろうか?うっかりしていると不要と思われるものまで詰めてしまう。
あとは寝坊して乗り遅れないようにするだけだ。
16時台の便であるが、私の場合しゃれにならない心配事である。(たぶんニャンコ先生も…。)
夕方の飛行機で香港へ。出入国票が不要になっていた事を初めて知る。
初日から計画は狂いっぱなしだった。
なにはともあれ、二人とも寝過ごさなくて良かった。
言葉もろくに解らないのに映画を2本観る。英語字幕を必死に追いかけるも、単語がワカラナイ以前に最後まで追いかけられない。瞬間芸のような早さ。
言葉が分からなくても感動はするものである。
そして今日も計画変更の嵐。
今日も映画を2本観る。やはり言葉が分からなくても感動はする。2回も涙目になった。テレパシー??
エンゲル係数の高い一日。
着いたと思ったらもう帰国。帰りは一人。
飛行機はがらがらで、多分乗客は総勢30人ほどであろう。なんという贅沢。
日本は寒い。
外に出たら雪がうっすらと積もっていてびっくり。
そして仕事納め。この日のために早々に帰国したというのに、暇であった。無意味だ。
出来た写真を見たら、殆ど食べ物の写真ばかりであった。
旅の内容を象徴しているといえよう。
やっとお正月休み突入。もちろんお正月の準備は手つかず。旦那は元旦まで仕事で殆ど家にいない。よって、大掃除なんてものもない。
とりあえず、お正月までが主婦の正月休みといったところだ。
だから、今のうちに骨休めをするのである。
食材を買い出しに行かなくては〜〜と思いつつも、気力が追い付かず、昨日に引き続き骨休めで終わってしまった。
昨日から、いつもより早起きしなくてはいけないかわいそうな旦那を起こすために、昼夜が逆転している。
昼夜逆転生活にはあっという間に適応出来るのに、まともな生活に戻すのは一苦労である。
人体の神秘??
なんとなく食べるものが無くなって来たような気がしたので、日が暮れて街の人口密度が下がった頃に買い出しに。それでも少し待たなくては駐車場に車を入れられない。
格好だけでもおせちを…と、半分は出来合いのものを、そして半分は食材を買う。お正月価格なのか、やたらと高くついたような気が…。
ちまたでは、何万円もするおせち料理が飛ぶように売れていると聞くが、いったいどんなシロモノなんだろう?などというような事をかんがえながら、家と車とを行ったり来たりしながら、荷物を運んだ。
寝正月に備えて物資の搬入。
早いもので2003年も本日で最終日である。
さすがに、ちらかりまくりのまま歳を越すのがはばかられるため、掃除なぞしたりして。
今年の年越しは、毎年恒例のコンサートもなく、仕事も無く、久しぶりに予定のない大晦日。旦那は仕事だが、ニョーボはヒマだ。
特にやる事もないので、家庭の雑事をしながら超テキトーなおせち作りをして、夜が更ける。紅白もちょっとだけ見た。そのまま、「ゆく年来る年」なぞも垂れ流してみる。ベットメイキングをして戻って来たら、年が明けていた。
一息ついた所で、「香港お土産プレゼントクイズ」が全く手つかずのままな事を思い出して、着手。
初日の出が過ぎた頃、ボロ雑巾のようにくたくたになった旦那が帰って来たので、元旦の朝だけど一緒に年越しそばを食べた。